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2020.04.19

『緊急事態セルフカラー』の注意点

こんにちは。VISAGE fineの西山です!

今回のコロナウィルスに伴う、緊急事態宣言に伴う、外出自粛に伴う、美容室に行けない事に伴って、仕方なしに一回自分で染めてみよっかなという気持ちに伴ってしまい、セルフカラーしてみた事に伴って、髪が痛む、およびムラに染まってしまう、およびテンションが下がるという事を懸念し、普段なら美容室で最上の仕上がりを提供する為に、オススメしないセルフカラーをする場合のポイントをお伝えします。

美容師が普段やっている「上手に染めるコツ」です!

●上手なセルフカラーのやり方

【基本の手順】

●手順1:事前に髪をとかして分けておきましょう!

作業効率が良く、塗り残しが減ると思われます。

また、お薬を塗ってしまった後はクシがとおりにくくなりますし、無理に梳かすのは、髪のダメージに繋がります。

頭のてっぺんから耳の後あたりまでをサイド。そこから頭の後を真ん中で分けたゾーンをバック。さらにバックは上下に分けてとめておくと塗りやすいです。全部で6ブロックに分けましょう。

●手順2:保護クリームを塗る

フェイスラインにカラー剤が付くと染まってしまう(白髪染めは特に)ので、保護する為と肌荒れ防止の為の保護クリームを塗っておきます。

保護クリームはワセリンなどで大丈夫です。

また、肌に薬が付着しやすい耳周り、首の後ろなどもぬっておきます。

●手順3:カラー剤をしっかり混ぜる

カラー剤は2種類の薬を扱説明書に従って混ぜましょう。

混ぜるのがあまいとムラになりやすくなります。

●手順4:お薬を塗る

一番染まりにくい襟足から塗る事が多いです。一番最初に塗ることで、時間を長く置くことができます。

白髪染めは気になる根元をしっかり塗布しましょう。

おしゃれ染め(明るめであればあるほど)の場合は根元に薬が溜まりすぎないように塗るのがポイントです。

特に、つむじやは体温が高く染まりやすい部分で、こめかみ付近は毛が細い部分なので、薬剤を溜めてしまうと明るくなってしまいやすいので注意しましょう。

逆に前髪の真ん中やもみあげなど、染まりにくい場所もあります。染まりにくい場所は薬を多めにのせると染まりやすくなります。

●手順5:根元をチェックする

最後に根元がしっかり塗られているかをチェックしましょう。見えにくい内側よりも特に分け目付近は、根元が染まっていないと目立つので、しっかり確認しましょう。

●手順6:放置する

説明書に従って放置しましょう。髪質によっても染まるスピードは異なります。

市販のカラー剤は、染まりにくい人にも染まるようなパワフルな処方になっています。

柔らかい髪質の方は、早めにチェックしましょう。また硬い髪質の方はサランラップなどで保温すると染まりやすくなります。

染まりにくい人も基本的に40分以上以上おいても、ダメージは進行しますが、染まり具合に変化は起きません。気がついたら1時間経っていたとかないように、アラームなどの設定をしておきましょう。

●手順7:シャンプーする

洗い流す前に、頭を少しお湯で濡らしてカラー剤を2~3分間揉み込みます。これをする事によって、全体の色をなじませ、そして地肌の薬剤をキレイに落とすことができます。

揉み込みは手袋をつけてやってください。爪が染まったり、手荒れの原因にもなります。

揉み込みが終わったら、38度以下のぬるま湯でしっかりとカラー剤を流します。

カラー剤を全て流した後、シャンプーとトリートメントをします。

頭皮も髪もお薬で敏感になっているので優しめにしましょう。

●手順8:洗い流さないトリートメントをつけてドライ

濡れた状態で長くいるとカラー剤は色落ちします、髪を洗ったらすぐに乾かしましょう。(日頃からですが。)洗い流さないトリートメントをつけるとドライヤーの熱からも守ってくれて色持ちを助けてくれます。

【その他の注意点】

●お風呂場など寒い場所でカラーをすると、染まりにくい事がよくあります。通常は、室温20~30℃で染めることを基準に放置時間の設定がされています。

●薬剤は2箱買う

市販のカラー剤の量は商品によって異なるので、購入前には必ず量を確認しましょう。

ショートヘア以外の人は、2箱購入することをオススメします。

塗り始めてから足りなくなったら、カラーの仕上がりはムラ確定です。

●パッチテスト

ヘアカラーを使用する前には、必ずパッチテストを行います。

ヘアカラーによるアレルギー反応が起こるケースがあります。頭皮、髪の生え際、顔、首筋などにかゆみ、はれ、赤みなどの症状が出たり、症状が重くなることもあります。

ヘアカラーで一度でもアレルギー反応が出たことがある人は、使用しないでください。

以上、列記してみました。こう書いてみると自分達が何気なく行なっている仕事って、いろんな事に気をつけてやっている事に改めて気づきました。

自分達は、根元と毛先の髪の状態に合わせてカラー剤を変えたり、塗るタイミングを変えたり、様々なケースに対応しています。

実際、こう書いてみてセルフカラーを美容師自身が完璧にやろうとしても難しいだろうと思います。

なので、どうしてもな必要性が無ければ、出来るだけやらない方がいいと思っています。

ですが、こんなご時世なので書いてみました。よかったら参考にしてみてください。

一時的に白髪を隠す為の商品もありますので、それで凌ぐのもアリですね!

【追記:一時的に白髪を隠す為の商品も人気になっております。その中に、光の力で徐々に色が染まるタイプのクリームがあります。つけて置いておくので一見楽そうです。

ですが、そのタイプのカラークリームでしかこの先染めないのであれば問題ないかもしれませんが、コロナが落ち着いた頃に美容室でカラーをすると確実に髪が緑色になります。そして、切るまで直らない状態になってしまいます。

また、美容室で染めたい方はそのタイプの商品だけには手を出さない方が良さそうですよ。】

また、我慢の限界で来られる方には、最短時間で出来るようなカラーの処方なども研究中です。来れるようであれば、しっかりさせて頂きます。

では、コロナが落ち着いて皆様の美容に何の気兼ねなくさせて頂ける日をスタッフ一同、心よりお待ちしております!


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